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MTBリオ五輪出場決定の山本幸平、1桁順位目指す

日本とアジアのトップ選手として3度目の五輪に挑む山本幸平。競技普及のためにも上位入賞を狙う(写真は優勝した5月のやわたはま国際MTBレースで、八幡浜市役所広報提供)

 マウンテンバイク(MTB)男子日本代表として、幕別町出身の山本幸平(30)=TREK FACTORY-国際自然環境アウトドア専門学校、帯農高出=が3度目の五輪に挑む。全日本選手権で6連覇を含む7度の優勝、アジア選手権でも8連覇中と長年アジア圏内で強さを誇ってきた山本が世界の舞台で1桁台の順位を狙う。(松村智裕)

 「さまざまな経験をして、ここまで成長してきた」と山本は振り返る。初めて出場した2008年の北京五輪は46位と不本意な成績だったが、12年のロンドンで27位、13年の世界選手権で15位と世界での順位を上げ、手応えをつかんだ。その後は思うような順位を残せない時期も続いたが、今年4月のワールドカップ第1戦で自己最高の15位に入るなど調子は上向きだ。

 リオ五輪に向け「特別な舞台で力を出すために、慌てず地道に行えることを行い、気持ちをつくり上げていく」とこれまでの経験を生かす考えだ。五輪本番での競技は大会最終日の8月21日に実施される。「力を爆発させて、達成感に満ちあふれた姿でゴールラインを通過する」と決戦の日の自らの走りをイメージして気合に満ちている。

 山本自身の活躍が国内での競技普及につながることも知っている。「マウンテンバイクの楽しさが少しでも日本中に広がり、理解していただければ、こんなにうれしいことはない」と使命感を胸にブラジルの地を疾走する。

<やまもと・こうへい>
 1985年8月20日、幕別町出身。札内北小、札内東中、帯農高、国際自然環境アウトドア専門学校出。身長182センチ、体重68キロ。

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