ばんえい名馬3頭引退、各馬の調教師に花束
ばんえい競馬で長く走り続けてきたインフィニティー(牡10歳、金田勇調教師)、ホリセンショウ(牡11歳、岩本利春調教師)、コトブキライアン(牡16歳、金山明彦調教師)の3頭が20日のレースを最後に引退し、21日、帯広競馬場で引退式が開かれた。大勢のファンが同競馬場のパドックに集まり、時代を駆け抜けた名馬の雄姿を目に焼き付けた。
インフィニティーは2006年4月4日生まれ。デビューは08年4月26日。生涯成績は287戦36勝、うち重賞は3勝。14年の第46回ばんえい記念で優勝している。ラストランとなった20日の第48回ばんえい記念では4着に入った。
ホリセンショウは05年3月23日生まれ。07年4月27日にデビューし、生涯成績は280戦39勝。うち重賞は14年の帯広記念で1勝を挙げている。ラストランは同じく20日の第48回ばんえい記念で、8着だった。
コトブキライアンは2000年4月13日生まれで02年6月1日デビュー。生涯成績は488戦37勝で、ばんえい史上最多出走記録を持つ。15年2月16日(15歳時)の競走で優勝し、同競馬史上最高齢勝利記録も更新した。ラストランは20日の第4レース「B3-5」で7着だった。
引退式ではファンや関係者から各馬の調教師に、馬に向けた花束などが贈られた。金田調教師は「最後は一番ファンに近い10枠で走ることができてよかった」、岩本調教師は「ばんえいの次世代を担うヒーローをつくってくれることに期待している」、金山調教師は「とても健康な馬で大病を患うこともなかった。よく頑張ったと思う」と、それぞれ感謝やねぎらいの言葉を贈った。(大木祐介)
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