全商検定一級3種目以上取得、2年連続全道一 帯南商高
帯広南商業高校(我妻公祐校長)の今年度の卒業生197人のうち、全国商業高校協会主催の検定1級を3種目以上取得した生徒数は147人となり、2年連続で全道一に輝いた。
商業における技能習得を目的にした同検定は、珠算や電卓、簿記、ビジネス文書、英語、プログラミング、ビジネス情報、商業経済、会計実務の全9種目。同校は「3種目以上の合格達成率75%」を目標に取り組み、今回は79・7%に達した。
取得状況の内訳は7種目4人、6種目11人、5種目48人、4種目35人、3種目49人。
2月29日に同校で表彰式が行われ、3年生は賞状を手に春からの新生活へ意欲を新たにした。学内で成績優秀者に贈られる「全国商業高校協会表彰」は、7種目を取得した中川万優理さんが手にした。
同校は生徒全員が部活動に加入しているため、時期で負担が偏らないよう、宿題などを通じて効率的な学習を実践してきた。一部種目については検定前に、希望した生徒を対象に「補習」も実施した。
同校進路指導部の藤村一宏教諭は「生徒たちが先輩の頑張る姿を励みに、努力を続けてきた結果」とたたえている。(松田亜弓)