8月に糠平で全国サミット ふるさと納税で上士幌町
【上士幌】町は8月下旬をめどに、町ぬかびら源泉郷の糠平温泉文化ホールを会場に「ふるさと納税全国まちづくりサミット」を開く。寄付金をまちづくりに活用している先進事例を紹介し、地域活性化のヒントを探る。自治体関係者から一般まで広く参加を募るため、上士幌に人を呼び込む狙いもある。
ふるさと納税の情報を扱うポータルサイト「ふるさとチョイス」の運営会社トラストバンク(東京)と共催。事業費は500万円。
日程は8月25、26の両日を予定。具体的な内容は未定だが、主催する上士幌から竹中貢町長が寄付金の一部を活用した少子化対策、都市部在住の納税者との交流イベントなどを説明する他、全国トップの寄付額を誇る九州地方の自治体職員らを招いた好事例を紹介する考え。イベント性を持たせるため、熱気球の係留搭乗体験、上士幌の特産品を使った料理を囲んでの交流会なども検討している。
対象は自治体職員に限らず、町民以外の一般まで幅広く受け入れる。道外から足を運ぶ参加者を想定し、町民を除いてぬかびら源泉郷内の宿泊施設に宿泊することを条件にする。定員は200人程度を見込む。町は「町民を含めて改めて寄付金の使い道を知ってもらえれば。ぬかびらへの宿泊客誘致との相乗効果も期待したい」としている。(小縣大輝)