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祖母のおやきを復活「TOTTE」 まちマイ本別

消防団や銀河通り商店街組合、商工会に入会するなど町の中に溶け込もうと活動する尾崎さん

 かつて祖父母が「おやき」を販売していた場所で、その味を引き継ごうと奮闘している若者がいる。帯広から移転して3年目の「TOTTE(とって)」(町北3)の店主、尾崎将寛さん(30)だ。

 更別出身。大学卒業後にサラリーマンも経験し、25歳で帯広にカフェスタイルの同店を開業させた。移転のきっかけは、介護が必要になった母方の祖父母の側にいようと、家族で本別移住を決めたことだった。

 祖父母は町内で長く「おやきや」を経営し、移住に合わせてその店の復活も決断した。ただ、閉店から7、8年が経ち、レシピもなかった。「幼い頃に食べた記憶をたどりながら、今も味の再現に試行錯誤している」。

 ただ、確実に常連客も増えてきた。「ぜひ町内の人に懐かしさを感じてほしい」と話す。おやきはあんやチーズなど1個100円から。(林佑哉)


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