「横綱」に十勝から3人認定 長寿ボウラー
日本ボウリング協会(東京)が発表した2015年度の全国長寿ボウラー番付で、十勝からは最上級に相当する「横綱」に男性部門で稲辺勝男さん(93)=音更=、夫婦部門で稲辺さんと妻の好美さん(87)、女性部門で林美代さん(92)=帯広=がそれぞれ認定された。いずれも4~6年連続の認定で、「これからもボウリングを続けたい」と笑顔を見せている。きょう21日は「敬老の日」-。
番付は同協会に加盟する全国のボウリング場528カ所(8月1日現在)を対象に、趣味として月1回以上、定期的にボウリングを楽しむ高齢者(男性80歳以上、女性75歳以上、夫婦は合計年齢150歳以上)を調査し、まとめた。
今年度は男女計4913人と夫婦393組(786人)を掲載。この中から9月1日時点で、「横綱」には男性128人と女性108人、夫婦29組が認定された。横綱の要件は男性が90歳以上、夫婦は計170歳以上、女性は88歳以上。
稲辺さんは50代でボウリングを始めた。夫のプレーを応援する側だった好美さんも、周囲に勧められ、60代で開始。現在は夫妻で週に1回、帯広市内のスズランボウルに通っている。
今月11日時点でのアベレージは稲辺さんが145、好美さんが120。男性部門で4年連続の横綱認定となった稲辺さんは「ボウリングはやめられない。これからも続けたい」。夫婦部門では6年連続で、好美さんは「高齢者だけでなく、若い人がプレーしているのもよく見かける。ボウリングの輪の広がりを感じている」と話す。
女性部門の林さんは5年連続の横綱認定。現在は稲辺さん夫妻と同様、週に1度、同ボウルに通ってボウリングを楽しむ。「みんなから助けてもらったこともあり、ここまで続けてこられた」と笑顔で話している。(大木祐介)