双子ちゃんの会発足 情報交換の場に 幕別
【幕別】幕別子育て支援センター(高山博子所長)は、双子の乳幼児を持つお母さんたちが集まれる交流の場として、新たに「双子ちゃんの会」を立ち上げた。1回目の集まりが6月30日に同青葉分室で開かれ、保育士や保健師を交え、町内在住の3組の“双子ちゃん”連れのママたちがにぎやかに交流した。
町によると、町保健課が主催して約10年前に同様の機会を数回作ったことはあったが、それ以来の交流の場。今年度に入り、高山所長が周辺情報から町内に双子世帯が複数あると聞き、町保健課を通じ該当するお母さんに声をかけ実現した。
「乳幼児1人を育てるのはもちろん、双子はなおさらで、お母さんも外出の機会も少なくなりがち。センターに足を運んでもらうきっかけにもしたかった」と高山所長。
この日は保健師の伊丹恵町保健推進係長らも同席。自己紹介の後、全員で簡単な手遊びなどを笑顔で頼んだ。その後は自由に子供を遊ばせながら、お母さん同士で情報交換したり、高山所長らに成長面などの確認を行っていた。
センターに初めて足を運んだという1歳4カ月の双子の女児を持つ佐藤典子さん(30)は「子供が1歳になるまでは外出することも少なかった。ちょうどこれから子供の活動範囲を広げたいと思っていた」、7カ月の双子男児の長尾沙織さん(21)は「準備などが大変でつい外出を控えてしまう。こうした機会はうれしい」、1歳5カ月双子女児と3歳男児を持つ谷地田由花さん(36)は「(双子の)出産直後は余裕が全然なかったが、ようやく慣れてきた。(こうした場は)情報交換でき参考になる」と、それぞれ話していた。
同センターでは2カ月に1度程度、同会を開いていく考えだ。(佐藤いづみ)