月明かりで帯広川下り、「ナイトクルージング」商品化 十勝まきばの家
【池田】コテージなどの観光・宿泊施設「十勝まきばの家」(町清見、運営・大地)は、エールセンター十勝(運営・帯広NPO28サポートセンター)と共同で、夜の帯広川をクルージングするツアーを商品化した。川下りの観光ツアーはこれまでもあるが、夜の実施は珍しい。6月1日にスタートさせ、今年度は月間50人程度の利用を目指す方針。
ツアー名は「十勝ナイトリバークルージング」。企画に当たっては、帯広開発建設部から河川情報の提供を受けるなど協力を得ており、運営面でも同開建と連携。また、ツアーでは星空解説も行うため、陸別町の銀河の森天文台からも協力を受ける。
ツアーは午後8時にエールセンター十勝に集合し、帯廣神社西側の帯広川河川敷に移動。「Eボート」と呼ばれる10人乗りのゴムボートを使い、夜の帯広川を3キロほど下る。到着地点では十勝まきばの家のスイーツと飲み物を提供する。料金は保険料などを含めて1人5500円(税込み、対象は3歳以上で未就学児は要保護者同伴)。
帯広川は市街地から近い一方、河畔林が生い茂る自然豊かな環境。水深も浅く流れが緩やかで、夜間の川下りでも安全という。
十勝まきばの家の西脇あつしゼネラルマネジャーは「子供から大人まで気軽に自然を感じ、星空や月明かりを安全に楽しめる。ツアーを通じ、観光客だけでなく、地域の人が身近な自然や環境を守ることへの意識高揚にもつながれば」としている。申し込み、問い合わせは十勝まきばの家(015・572・6000)へ。(井上朋一)









