芽室岳でスキー登山の女性遭難 5人体制で捜索
【清水】8日午後1時55分ごろ、帯広市内の地方公務員近藤友美さん(53)から「芽室岳(1753・7メートル)で遭難した」との110番通報があった。同日午後6時半ごろから道警本部山岳救助隊などが5人態勢で捜索に当たっているほか、山岳会の仲間9人が9日朝に捜索に向かったが、現地は強風のため捜索は難航し、同日午後1時現在、近藤さんは見つかっていない。
新得署によると、近藤さんはスキー登山のため7日に清水町内の芽室岳登山口にある山小屋で1泊し、軽装備で8日朝に入山。降雪などによる視界不良のため下山ルートを見失い、山頂付近で遭難したと本人が電話で110番通報したという。同日午後3時ごろから電波状態が悪く連絡が取れていないという。また、近藤さんの山岳会仲間9人が捜索に向かった。
「無事に戻って」 祈る同僚ら
芽室岳で行方が分からなくなっている近藤友美さんは、十勝家畜保健衛生所(立花智所長)の職員として家畜伝染病の予防などに関わっている。普段から山が好きで、出掛けることも多いという。立花所長は「何とか頑張ってほしい。早く天候が回復して無事に戻ってきて」と願う。