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40年分の子ども会映像作品を披露 幕別の斉藤さん

昔の子供会活動の映像に見入る本町第3町内会メンバーたち(左端が斉藤さん)

 【幕別】8ミリビデオなどで本町の姿を40年以上撮り続けてきた斉藤栄一さん(79)=斉藤鮮魚店前代表=の記録作品「本町子供会」「好きです本町」が25日、本町近隣センターで初披露された。集まった20人余りの地域住民らは懐かしさに目を細め、かつて活気があた本町に思いをはせていた。

 斉藤さんは本町地区子供会が発足した翌年の1972年、8ミリカメラや映写機などで同会の活動を撮影し始めた。自身の3人の子供が会を“卒業”した後も、同会の活動を支え、会員不足から2012年度を最後に解散するまで撮影し続けた。

 斉藤さんが撮りためた8ミリやビデオテープは数十本に上り、昨春から編集作業を進めてきた。今回は「地域の人に見てほしい」と、自身が所属する本町第3公区(関谷勝彦公区長)の新年会の席上、23人を前に披露した。

 映画は2本で75分間。「昭和50年代ごろまでは幕別駅前周辺のこの地は商店街自体に活気があった」(斉藤さん)といい、子供会は第1~第3公区合同だったが、子供も50人以上いてにぎやかだったという。当時のキャンプや夏祭りでの「子供御輿(みこし)」の様子が、BGMにのって写し出されると、「これ○○ちゃんじゃない?」「うちの子だわ」「みんなが若い」など歓声が上がっていた。

 作品を鑑賞した小野寺英子さん(73)は「当時の地域の活気がそのまま伝わってくる」、関谷喜代美さん(66)と牛尾優子さん(66)も「斉藤さんだからできたこと」とたたえていた。

 斉藤さんは「自分も高齢になり、活動の軌跡を後世に残したかった。今回見ることができなかった人もいるので、さまざまな機会で披露していきたい」と話していた。(佐藤いづみ)

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