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十勝産の無添加スイーツを 幕別に菓子店オープン

店名はアイヌ語で「おいしい」。「十勝の良さをもっと発信したい」と話す史子さんと綾香さん(左から)

 【幕別】十勝の素材を柱に無添加ケーキを製造・販売する洋菓子店「アトリエ・ケラアン」が、町札内桂町571にオープンした。若い女性3人で切り盛りしており、企画担当の曽根史子さん(32)は「農業王国・十勝には安心で質の高い食材が数多くある。食を通じ、十勝を発信したい」としている。

 運営するのは、建設業ネクサス(帯広)のグループ会社で不動産管理などを行う「クリエート」(帯広、曽根啓介社長)。7月に製菓事業部を立ち上げ、同所で工房を開いた。蹄鉄(ていてつ)形のクッキーを帯広競馬場内の「とかちむら」で販売するなどしてきた。

 史子さんは曽根社長の姉。「体に優しい地元の食材を使ったスイーツをもっと広めたい」と考え、工房の入り口部分1畳分のスペースを自分たちで改装し、昨年12月10日にオープンした。

 小麦粉や生クリームなど主要材料は十勝産。タルトに力を入れ、幕別産ハスカップを使ったタルトや、十勝産小豆を使った抹茶タルトなど1個各335円。シュークリーム同150円、音更産マンゴー入りショートケーキ同650円。

 パティシエは史子さんの高校時代の同期生林愛美さん(32)が担当、札幌の製菓専門学校を経て大阪などの菓子店で修行。販売は曽根社長夫人の綾香さん(27)がサポートする。

 オープン直後から近隣住民などが数多く来店、閉店前に売り切れてしまうことも。史子さんは「今後は『糖菜』(十勝産野菜をビート糖で漬けた乾燥野菜)を活用したスイーツも商品化したい」と話す。年明け営業は6日で、先着30人に「幸せのお年玉」(煎り黒豆)をプレゼントする。営業時間は午前11時~午後7時。月曜定休。問い合わせは同店(0155・67・0324)へ。(佐藤いづみ)


◆洋菓子店「アトリエ・ケアラン」について
同店付近の地図情報-Googleマップ

◆クリエートについて
クリエート株式会社-公式ホームページ
とかちむらで蹄鉄原寸大のクッキー発売-十勝毎日新聞電子版(2014/10/18)

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