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柳町の片山、学童野球道代表入り 活躍誓う

柳町イーグルスの仲間の応援を受けて全国大会に向けて意気込む片山楽生(前列中央)

 軟式野球の第12回今泉杯西日本友好学童大会(20、21日・佐賀県唐津市)に、柳町イーグルスの1番エース兼遊撃手として活躍した片山楽生(らいく・柳町小6年)が、道代表として出場する。得意とする軽快な守備での貢献だけではなく、打撃でも「強い打球を意識して、バットをしっかり振り切ってきたい」と、全国の強豪との対決を楽しみにしている。

 柳町イーグルスは今季、6年生が4人のみの布陣で奮闘。各大会での頂点にはなかなか立てなかったが、片山は中心選手の一人として活躍。全道少年大会十勝支部大会で4位となり、道大会を経験した。

 今回選ばれたのは、管内では同団が唯一加盟している道チャンピオンシップ少年野球協会(106チーム加盟)の北海道選抜で、選手16人の中に入った。同選抜は昨年の大会でも準優勝している強豪だ。柳町の吉田英史監督は「(片山は)2年生の秋から試合に出場するなど運動能力が高くセンスがある。チームでは同学年が少なくつらかったと思うが、今回は少しでも楽しんできてほしい」と話す。萱森亮太主将(6年)も「ファインプレーをたくさんしてきて」と励ます。

 150センチ、42キロ。右投げ左打ち。まだ体は小さいが、白樺学園高の強肩遊撃手だった父宣孝さん(37)の指導を受けながら力をつけてきた。守備ではフットワーク、打撃では外野手の間を抜く打球が目立つが、セーフティーバントも得意。「小2の時は6年生の球が打てないので(同バントを)鍛えた」という父と二人三脚で得た武器を、機会があれば大舞台で見せるつもりだ。

 夏に比べ野球に関わる時間が激減したが、1泊2日の合宿練習(歌志内市)のほか、柳町小体育館で週2回の練習、自宅での素振りやティー打撃、アミューズメント施設での打撃練習と気持ちを集中させて大会に備えてきた。「スタメンで出て、持ち味を発揮したい」と、支援してくれた周囲の期待に応えるつもりだ。(岡部彰広)

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