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歌碑にピアノとリンゴ 幕別出身作曲家・万城目さん生誕110年

万城目氏の功績をたたえる歌碑のデザイン。ヒット曲「リンゴの唄」にちなみ、リンゴが配置される予定だ

 【幕別】町出身の昭和歌謡を代表する作曲家、故万城目正氏(1905~68年)の生誕110周年記念事業協賛会(小助川勝義会長)が、町百年記念ホールに設置を計画している歌碑のデザインが固まった。ピアノ型の土台の上に代表曲「リンゴの唄」(並木路子歌)にちなんだリンゴも配置される。

 同協賛会は町民を中心とした「万城目正と昭和歌謡を継ぐ会」(同会長)を母体にしている。歌碑は、有志からの寄付金で製作、同ホール内に設置を予定している。

 計画によると、横3メートル、縦3・5メートル、高さ最長1・7メートルの石碑で、リンゴとピアノを配置。ピアノの表面には同曲のほか、当時町長で万城目氏と親交のあった故中島圀男氏の依頼で作った「幕別町歌」の歌詞などを彫り込む。

 また、ピアノ裏側には功績を説明する碑文や寄付者の名前を掲載、押しボタン式で歌が流れる音響装置をつけることなども計画されている。

 歌碑の除幕式と、ゲストに歌手芹洋子さん(予定)を招いての記念音楽祭はいずれも8月30日午前10時から、午後1時半からぞれぞれ行う。

 歌碑の予算は500万円をみている。寄付は5000円から。

 また、当初4月に予定していた記念音楽祭は8月30日に変更した。小助川会長は「統一地方選挙があり、落ち着いて開催できるよう変更した。万城目さんの功績がしっかりと伝わるような事業にしていきたい」と話している。

 問い合わせは小助川会長(0155・56・8223)へ。(佐藤いづみ)

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