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好奇心広がる施設に 児童会館科学展示室リニューアル

磁石の力でボールを動かす展示品を楽しむ子供たち(1日午前10時15分、折原徹也撮影)

 今年開館50年を迎えた帯広市児童会館(帯広市緑ケ丘2、岡安宏明館長)の科学展示室が1日、リニューアルオープンした。同日午前9時50分からセレモニーが行われ、大勢の親子連れが“新たなおもちゃ”の数々に触れ、不思議な科学の世界を体験した。

 同展示室の更新は2002年以来12年ぶり。「見て・触れて・試す」をテーマに、プロポーザル(企画提案型)方式で受託した乃村工藝社(本社東京)が展示品を大幅に入れ替えた。「自然」「エネルギー」「宇宙」「暮らしと科学」「地球のようす館」の5つのコーナーに25の展示品を設置した。総事業費は7610万円。

 セレモニーでは米沢則寿帯広市長が「子供たちの成長を願う気持ちは昔から変わらない。若い人に夢と希望を与える施設になれば」とあいさつし、同館理科クラブの児童とテープカットを行った。

 オープンと同時に多くの親子連れが詰め掛け、床に投影された映像での「化石発掘体験」や空気の力を利用した「エアーロケット」などが子供たちの注目を集めた。帯西幼稚園の前花龍洸ちゃん(6)は「イライラ棒」に挑戦し、「すごく難しかった」。母のまゆみさん(45)は「通年パスも買ったので休みの日は家族で楽しみたい」と話した。

 岡安館長は「多くの人に科学の仕組みを楽しみながら学んでほしい」と期待を込めた。

 開館時間は午前9時から午後5時まで。料金は小・中学生は無料で、高校生と満65歳以上が90円。それ以外の大人が180円。問い合わせは同館(0155・24・2434)へ。(高津祐也)


◆帯広市児童会館について
帯広市児童会館-帯広市ホームページ

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