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「砂金掘りには夢が詰まっている」 友の会会長 まちマイ大樹編

カッチャとゆり板を手に、砂金掘りの魅力を語る細谷さん

 歴舟川と聞いて思い浮かぶのは砂金掘り。この道約40年の大ベテランという「尾田砂金掘友の会」会長の細谷行洋さん(79)に話を聞いた。(高橋真史)

 大樹の砂金掘りの歴史は戦前までさかのぼる。戦時中は休止していたが、約45年前に再開した。大樹の砂金の純度は「23金」と高く、全道トップクラスを誇る。過去には砂金掘りで生計を立てていた方もいたほど盛んに行われていた。大きなもので5グラムを超え、金相場(1グラム約4500円)を考えると砂金掘りには夢が詰まっている。

 砂金掘りは「カッチャ」というくわで浅瀬の砂利をすくい、金網で大きな石などを除く。そして細かくなった砂利を「ゆり板」に載せ、川の水面で揺らして砂を取り除いて砂金だけを残す。やみくもに掘るのではなく、川の流れや地形で砂金が溜まりやすい場所を見極めるのがポイントだ。

 シーズンは6月中旬から9月までで、お盆の時期には多くの家族や小学校の課外授業などの団体の体験者でにぎわう。体験希望者には道具の貸し出しも行っている。あなたも歴舟川の川底に夢を探してみては-。


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