豪快に水しぶき、陸別にウオータースプラッシュ完成 ラリー北海道
【陸別】管内5市町で開かれる「2014ラリー北海道」(FIAアジア・パシフィックラリー選手権第5戦・JAF全日本ラリー選手権第7戦、26~28日)で、陸別町のステージ「リクベツロング」(町恩根内、4・63キロ、27日開催)の「ウオータースプラッシュ」が完成した。20日、町内の関係者らが集まる中、試走会が開かれ、コースの仕上がりを確認した。
「ウオータースプラッシュ」は2005年に完成、世界ラリー選手権(WRC)「ラリージャパン」やラリー北海道などで使われ、豪快に水しぶきを上げてラリーカーが通過する観戦ポイントとしてファンに人気がある。
下地のコンクリートのひび割れなど老朽化が進んだことから、陸別ラリーを成功させる会(秋山勝幸会長)、オートスポーツ陸別(阿部勉会長)がリニューアルを計画。8月中旬から約1カ月かけて、延べ約60人が測量やコンクリート注入などの作業を行った。
全長12メートル、幅4メートルで、以前よりも面積はやや広くなった。入り口から3メートルは2%の下り勾配、3メートルの平たん面の後、出口6メートルは1%の上り勾配。
試走会ではテストカーが時速60キロで通過し、大きな水しぶきを上げた。ドライバーは「非常にスムーズに通過できる」と話した。
陸別ラリーを成功させる会の浜田始事務局長は「満足できる出来栄え。水をかぶるのもラリー観戦の醍醐味(だいごみ)。ぜひ来場を」と話した。(鈴木裕之)
◆2014ラリー北海道について
・2014ラリー北海道-公式ホームページ