生産日本一の中札内村で枝豆収穫スタート 収量3800トン見込む
【中札内】日本一の枝豆生産地として知られる中札内村で25日、枝豆の収穫作業が始まった。昨年より3日早い。収量は平年並みの3800トンを見込んでいる。
JA中札内村(山本勝博組合長)によると、今年は村内の農家100戸が昨年より20ヘクタール多い計350ヘクタールを作付けた。枝豆は大豆が熟す前に緑色の状態のまま刈り取らなければならず、同JAはフランス製の大型コンバイン3台を24時間態勢で稼働させ、短時間で作業を進める。作業は9月15日ごろまでに終える予定。
初日午前中は田中伸和さん(村協和東3線)の畑4ヘクタールで収穫が始まり、鮮やかな緑色の枝豆が次々とトラックに積み込まれた。
夏の長雨の影響で変形や空ざやがあるものの、山本勝博組合長は「寒暖の差が激しかった分、甘みが強く、味は例年以上にいい」と話している。中札内村の枝豆は、米国やロシア、シンガポール、香港、ドバイ、オーストラリアなど海外へも販路を拡大している。(小寺泰介)
◆中札内産枝豆について
・工場探訪「冷凍枝豆 JA中札内村農産物加工処理施設(中札内)」-十勝毎日新聞電子版(2014/03/30)
・枝豆を豪州にも輸出 中札内-十勝毎日新聞電子版(2014/04/16)
・枝豆販売好調、過去最高ペースに 中札内-十勝毎日新聞電子版(2014/04/16)
・枝豆シリーズ「チーズディップ」発売 JA中札内村-十勝毎日新聞電子版(2014/07/03)
・枝豆おいしく加工 JA中札内村 まちマイ中札内編-十勝毎日新聞電子版(2014/07/26)