顔はめパネル世界最長280メートル ギネス記録に認定
世界一の記録に挑戦して十勝を広くアピールする「十勝『世界一』プロジェクト」(真浦綾子代表)が帯広市内の緑ケ丘公園で6月に制作した全長約280メートルの顔はめパネルが、ギネス・ワールド・レコーズ社(本部・英国)から「世界一長い顔はめパネル」として認定された。認定は18日付。
制作した顔はめパネルは、管内市町村の観光名所や名物などを描いたパネル(縦76センチ×横108センチ)を264枚つなげ、パネルに開けられた穴から顔を出して記録挑戦を目指した。6月28日に十勝管内の有志315人が参加、うち289人がパネルに顔をはめ込んだ。
当初、つなげたパネルの総面積でギネス記録を目指したが、ギネス社側から「一枚の絵になっていない」と認定の要件不足を指摘された。このため、総面積での記録を断念、パネルの長さで申請し直した経緯もあった。
ギネス社から今月18日にメールで認定の連絡を受けた真浦代表は、「認定されるまでにいろいろな経緯があったが、世界一を取れたことで十勝の良さを全国に発信できた」と喜ぶ。リーダーを務めた士幌町内の会社員北出愛さん(33)も「記録挑戦を通じて十勝の人とのつながりができた」と実感していた。
同プロジェクトは今年2つ目の世界記録達成を目指し、30日午前10時から、中札内村の中札内交流の杜で、豆で巨大な絵を描く「豆アート」で再びギネス認定を目指す。(川野遼介)
◆十勝「世界一」プロジェクトについて
・十勝「世界一」プロジェクト-公式Facebookページ
・296人「顔はめ」笑顔、パネル264枚 ギネス申請へ-十勝毎日新聞電子版(2014/06/28)