芽室中の牧野紫歩全国へ ジュニアバドミントン南北道予選会
【芽室】バドミントンの第33回全日本ジュニア選手権大会ジュニア新人の部南北北海道予選会(道バドミントン協会主催)が6日、芽室町総合体育館で行われた。北北海道の女子シングルス決勝は牧野紫歩(芽室中2年)が内山真希(滝川・江部乙中2年)に0-2で敗れたが準優勝に輝き、上位2人に与えられる全国大会(9月12~15日・高知市)の出場権を獲得した。男子の十勝勢は秦野陸(帯一1年)の3位が最高だった。(菊池宗矩)
牧野「全国で一つでも多く勝ちたい」
全十勝中体連を制するなど、十勝では敵なし状態の牧野紫歩だが、意外にも全国大会出場は初めて。「うれしい」と喜ぶとともに、自分のプレーにはまだ納得がいかない様子だった。
飛躍を期した全道中体連では準々決勝で敗れたが、そのショックと疲れは持ち越さなかった。勝てば全国大会が決まる今大会の準決勝。第1ゲームは、高身長のサウスポーから繰り出す角度の付いたスマッシュに加え、カットやドロップもさえ、中盤の4連続得点などで抜け出した。第2セットもラリーで相手を振りながら、最後はスマッシュで仕留めるなど安定した試合運びで押し切った。
「準決勝で一番気合が入り、全国が決まって少し気が抜けた」(牧野)という決勝は「脚が動かず、自分のプレーができなかった」と振り返る。中盤のインターバルまでは食らいついたが、どこに打っても必ず返ってくる相手のレシーブに、徐々に攻め手をなくし「スピードが全然違った」と舌を巻いた。
牧野は初の全国大会までに体幹を鍛え、スピードも付けたいといい、「全国では一つでも多く勝てるように、追い込まれても正確にプレーしたい」と楽しみにしている。
自分のレベル知った
男子シングルス3位、秦野陸の話
自分のレベルの低さを知った。準々決勝までは得意のヘアピンでいいスピンがかかっていた。自分に負けないメンタルを持って日々の練習に取り組みたい。
(決勝と管内関係分)
<北北海道>
【男子】
◇シングルス
▽1回戦
奥秋祐人(帯一中) 2(21-5 21-12)0 宍戸銀次(深川多度志小)
稲垣健太(旭川広陵中) 2(12-21 21-11 21-16)1 尾崎透生(帯一中)
上山昇大(帯一中) 2(21-11 21-14)0 笹慶真(北見東陵中)
飛田修(芽室少年団) 2(21-10 21-5)0 牧野聖(名寄中)
▽2回戦
秦野陸(帯一中) 2(21-15 21-14)0 木津輝(旭川愛宕中)
奥秋 2(21-12 21-17)0 阿部奏大(釧路町富原中)
上山 2(21-17 21-8)0 澁谷剛樹(白糠茶路中)
渡邉丞(旭川北門中) 2(21-11 21-13)0 飛田
▽準々決勝
秦野 2(21-15 21-13)0 平沢竜太(滝川江部乙中)
佐野大輔(旭川東明中) 2(21-8 21-13)0 奥秋
渡邉 2(21-10 21-4)0 上山
▽準決勝
佐野 2(21-5 23-21)0 秦野
▽決勝
佐野 2(21-12 21-19)0 渡邉
▽3位戦
佐藤陸(深川一已中) 2(16-21 21-18 21-11)1 秦野
【女子】
◇シングルス
▽1回戦
藤井樹奈(釧路町富原中) 2(21-19 13-21 21-15)1 伊藤冴佳(上美生中)
加藤海月(旭川忠和中) 2(21-12 21-8)0 上山未来(帯広ジュニア)
只野美紅(池田中) 2(21-14 21-10)0 山口舞(士別中)
▽2回戦
牧野紫歩(芽室中) 2(21-14 21-15)0 木村唯菜(旭川愛宕中)
藤原遥花(旭川春光台中) 2(21-18 21-7)0 只野
▽準々決勝
牧野 2(21-12 21-5)0 遠峰英利香(遠軽南中)
▽準決勝
牧野 2(21-17 21-16)0 中村絢香(旭川忠和中)
▽決勝
内山真希(滝川江部乙中) 2(21-13 21-9)0 牧野
◆第33回全日本ジュニア選手権大会ジュニア新人の部南北北海道予選会について
・男女大会結果(PDF)-北海道バドミントン協会公式ホームページ