中学生提案のパンケーキ商品化 浦幌・マイルビー
【浦幌】浦幌中学校の生徒が提案した浦幌産ラズベリーを使ったパンケーキが商品化された。手がけたのは、ラズベリーの加工会社、マイルビー(町吉野、高橋徹社長)。試作段階だが、25日の「YOU遊ナイト」で試験的に販売、売れ行きが良く、今後、道の駅うらほろなどで販売する予定。
商品化されたパンケーキは、3段重ねのパン生地の間にラズベリーのジャムと生クリームを挟んだ。トッピングには、ラズベリーの実を含んだ酸味とフレッシュ感のあるラズベリーソースを絡ませ、生クリーム、カシスの実の砂糖漬けを添えた。商品名は「うらほろパンケーキ」。値段は350円。
高橋社長は「生徒が考えた、パンケーキ、ラズベリージャム、生クリームを基本とするコンセプトは踏襲した」としている。
YOU遊ナイトでは20個を販売し、約1時間で完売した。9月の2回目のYOU遊ナイトや「ふるさとのみのりまつり」などのイベントの他、道の駅うらほろでも土、日曜限定で販売する予定。
高橋社長は「パンケーキは採算性や市場性などの点からも商品化しやすかった。生徒の熱意とアイデアに感謝したい」と話している。
同校では2007年度から3年生が「郷土振興」をテーマにした総合学習に取り組み、地域の資源を活用した製品やイベントなどを提案し、「うらほろスタイル推進地域協議会」が商品化を検討している。パンケーキは今年卒業した生徒が提案した7案の一つ。
食関係で浦中生徒の案を商品化したのは道の駅弁当の「浦弁」「うらは・ほろまのあんぱん」がある。ラズベリーは高橋社長が経営する高橋農園が栽培している。(平野明)
◆マイルビーについて
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