イギリス訪問でサッカーの夢体験 札内FCのメンバー
【幕別】NPO法人幕別札内スポーツクラブ「スポーレ」(金子隆司理事長)は、新事業の「ドリーム&スマイルプロジェクト」第1弾として、世界のサッカー環境を体感してもらおうとイギリスを訪問した。参加した小学生ら6人は6日間にわたり、現地クラブチームと交流試合を行った他、プレミアリーグを観戦した。
スポーレは地域総合型スポーツクラブ。新事業は同クラブの人脈などを生かし、スポーツを柱に子供の将来の夢を後押ししようと、昨年度発足した。同クラブの会員だったマリノ・ダンさんがイギリス南西部デボン州のクレディトンに戻ったことから、サッカーが盛んな同国の環境を体験できるようコーディネートしてもらった。
今回参加したのは、スポーレが運営するサッカーチーム「幕別札内FC」の4、5年生(3月末時点)を中心に6人。小田新紀クラブマネジャーらが引率し、3月26日に出発、4月1日に帰国した。
現地ではクレディトンの小・中学生が加入する地域サッカークラブのトレーニングに参加し、同国の選手に交じって紅白試合に出場。クレディトン市街地の小学校に1日体験入学し、算数などの授業を受けて給食も楽しんだ。また、プレミアリーグに参加する「アーセナル」の拠点エミレーツスタジアム(ロンドン)で行われたマンチェスターシティー戦も観戦した。
「メッシのような世界的選手になるのが夢」という齊藤千栞君(札内北小5年)は「世界で活躍するには英語が必要だと実感した。サッカーと並行して頑張りたい」と笑顔。石垣諒君(木野東小5年)は「言葉は通じなかったけれど、クラブチームとの交流が楽しかった」、前川景太君(白人小5年)も「サッカーへの思いがさらに強くなった」と話し、大きな収穫があった訪英だった。
小田マネジャーは「見るものすべてが目新しく、いろいろと吸収しようという感じに見えた。サッカーに限らず、今後も子供の夢を育む事業を続けたい」と話している。(佐藤いづみ)