大樹初 宇宙食開発へ、チーモン協議会 町内2社と連携
【大樹】新・ご当地グルメ「大樹チーズサーモン丼」(チーモン丼)の普及を図る「大樹チーズ&サーモングルメ地域活性化協議会」(一戸勉会長)が来年度、「ご当地宇宙食」の開発に取り組む。来年度に控える高規格道路帯広・広尾自動車道の忠類大樹インターチェンジ(仮称)の供用開始までに「宇宙のまち・大樹」発の宇宙食を完成させ、ご当地土産として販売する。将来的には宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「宇宙日本食」の認証も目指す。
同協議会の地域活性化事業の一環。大樹町が約30年前から「宇宙のまちづくり」を進めていることから、「宇宙食」を取り上げた。開発は、いずれも町内に工場を構える「雪印メグミルク」(東京、中野吉晴社長)と野菜のみそ漬け製造・販売の「たむらや」(前橋市、高橋基雄社長)と共同で行う。
雪印メグミルクの「さけるチーズ」をたむらやで「みそ漬け」にし、フリーズドライ(真空凍結乾燥)加工する。チーズやみそ漬けの原料の大半が大樹産であることから「ご当地宇宙食」とした。
資金面は公益財団法人はまなす財団(札幌)がサポート。約5年にわたって約100万円と専門家派遣などの支援を受ける。大樹町は関係機関との調整を支える。(関根弘貴)