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チーモン丼事務局長が新人賞 大樹の新・ご当地グルメ

新人賞を受賞した藤谷さん(中央)と「チーモン丼」を開発した協議会メンバー。藤谷さんの左後方が一戸会長

 【大樹】地域食材で町をPRする「新・ご当地グルメ」の開発・普及を図る団体でつくる「食による観光まちづくり推進協議会」(S-1パートナーズ)の今年度表彰で、昨年6月に大樹チーズサーモン丼(チーモン丼)をデビューさせた「大樹チーズ&サーモングルメ地域活性化協議会」(一戸勉会長)の藤谷満伸事務局長(38)が、同年度に新加入した団体の中で最も活躍した人に贈られる「新人賞」に輝いた。同賞受賞は十勝管内の団体で初めて。デビュー後の販売食数が苦戦する中での吉報に、同協議会は2年目の躍進に向けて意欲を新たにしている。

 8、9の両日、沖縄県うるま市で開かれた「フォーラム&総会」で発表された。新人賞は「MVP」、「準MVP」に続く個人3賞の一つで、藤谷さんは今年度デビューした全国5団体の中から選ばれた。

 チーモン丼は、前浜で取れた秋サケと雪印メグミルク大樹工場の「さけるチーズ」を使った5種類の天ぷらを載せた天丼につけ塩、つけだれ、かけだれの3種類などが付いた「天丼膳」(980円)。町職員や町商工会青年部員ら有志と飲食店が、全国で同グルメ開発に携わるヒロ中田さん(じゃらんリサーチセンターエグゼクティブプロデューサー)と創作した。

 藤谷さんはチーモン丼の開発当初から「大樹を元気にしたい」と協議会、飲食店、ヒロさんとの架け橋役として奮闘。昨年9月に初参加した食の祭典「さっぽろオータムフェスト2013」では5日間で3025食を販売した。地元での販売食数は1月末現在で2500食と目標の5割ほどにとどまっているが、事務局長として協議会の活動を支えている「行動力」とチーモン丼の普及に励む「地域愛」が評価された。

 藤谷さんは「まさか選ばれるとは思わなかった。今度は協議会全員で団体最高賞の『MVT』を取りたい」と笑顔。一戸会長も「2年目の活動に弾みがついた」とやる気をみなぎらせていた。(関根弘貴)

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