110番の適正利用呼びかけ ご当地ゆるキャラが啓発
帯広署(宮腰憲章署長)は10日午後、「110番の日」に合わせて街頭啓発活動を行った。同署管内のご当地キャラクターが同署の「一日警察署員」を務め、地域住民に110番通報の適正利用を呼び掛けた。
110番の日を広く知ってもらおうと、同署が初めて各自治体の“ゆるキャラ”計5体に出動を依頼。JR帯広駅北口前には「とかち豚丼振興局」の係長でもある「ぶたどんまん」、十勝川温泉をPRする「モ~るちゃん」、幕別の「パオくん」、上士幌の「ほろんちゃん」、更別の「どんちゃん」が集結し、宮腰署長から委嘱状が交付された。
ゆるキャラたちは同署員とともにチラシやポケットティッシュなどの啓発グッズを配布、道行く市民の注目を集めていた。
同署管内の昨年の110番通報受理件数は1万1885件(前年比689件減)。内訳は、交通事故関連が4689件、刑法犯間連が649件、各種情報提供が1456件など。
ただ、要望や相談など緊急性の低い電話は2958件と全体の約25%を占め、同署の青木知子地域課長は「急を要さない用件は相談専用電話(♯9110)に問い合わせを」と呼び掛けている。(小縣大輝)