帯広でサクラが開花 観測史上3番目の早さ
暖かい日が続いて咲いた帯広測候所のエゾヤマザクラ。帯広は史上3番目に早い「開花」となった(23日午前10時半ごろ)
帯広測候所は23日午前、帯広市内のサクラが開花したと発表した。1953年の観測開始以来、最も早かった昨年(4月20日)よりも3日遅かったが、平年(5月2日)より9日早く、1998年と並ぶ史上3番目に早い「開花」となった。
測候所職員が同日午前、敷地内のエゾヤマザクラの標本木が、5輪開花しているのを目視で確認。開花の基準(花が5~6輪咲いた状態)を満たした。標本木と並ぶ副標本木は、既に五分咲き以上となっている。
帯広は14日に「夏日」を観測するなど今月上旬から中旬にかけて気温が高く、同測候所は「暖かい日が続いたことなどが、開花を早めた要因」とする。園児と一緒にサクラを見に来た保育士の大西礼香さん(36)は、「園児との散歩でも春を感じていた。かわいらしい花を見て子どもたちも喜んでいる」と笑顔を見せた。
同測候所によると、23日から24日は雨が降り気温は下がるが、26日以降は再び暖かくなる見通しで、「満開は今月末から5月初め」となりそうだ。(松岡秀宜)
帯広でサクラが開花 観測史上3番目の早さ
関連動画
帯広でサクラが開花 観測史上3番目の早さ
関連写真
サクラの「標本木」の開花状況を確認する帯広測候所の職員(23日午前10時10分)
サクラが「開花」した帯広市内(帯広測候所の副標本木、23日午前10時20分)
平年より9日早く「開花」した帯広市内のサクラ(帯広測候所の副標本木、23日午前10時30分)
サクラが「開花」した帯広市内(帯広測候所の副標本木、23日午前10時20分)
平年より9日早く「開花」した帯広市内のサクラ(帯広測候所の副標本木、23日午前10時30分)
平年より9日早く「開花」した帯広市内のサクラ(帯広測候所の副標本木、23日午前10時30分)
史上3番目の早さで「開花」した帯広市内のサクラ(帯広測候所の副標本木、23日午前10時30分)
サクラの「標本木」の開花状況を確認する帯広測候所の職員(23日午前10時10分)