YSヤマショウ 高橋勝坦社長~2024トップインタビュー
十勝の物流網を下支え
スタンドを核に多様な事業展開
暮らしと経済の根幹「食・水・エネルギー」は、環境問題が深刻化する現代において、ますます重要となります。わが社は創業以来、エネルギーの安定供給に努め、今後も暮らしの安心、十勝の物流網の維持発展に貢献したいと願っています。
1976年に山崎石油の商事部門として分社化・独立以降、核となる、ガソリンスタンド部門は帯広市内に3カ所、足寄町内に1カ所を展開。産業向けの各種バッテリーを扱う「帯広ユアサ電池販売」。通信ケーブルの配線や点検業務を請け負う「ベルテック」。厨房機器販売の「サンライズ道東販売」。航空大学校やセスナ機用の航空燃料供給部門。暖房機器や物置、車庫の販売。家庭用・業務用LPガスの販売。いくつもの事業の柱があり、変化に対応していきました。
わが社のスタンドはフルサービスが基本です。緊急時にしっかりと対応できる、知識と経験を持った危険物取扱資格者が40人いることが、信頼につながっていると自負しています。
切らさない燃料 命と経済を守る
わが社では、安全安心なエネルギーの供給をモットーとしています。厳寒期の十勝では、1日でも灯油が切れてしまうと生命にかかわります。帯広地方石油業協同組合の理事長時代、2018年のブラックアウトを受けて、十勝総合振興局と管内ガソリンスタンドで災害対応に当たる車両への優先給油の覚書を交わしました。
わが社の8台のタンクローリーは、十勝のご家庭や企業、学校、福祉施設を巡回し、灯油配送をフルに稼働しており、時には、住宅の郵便受けに何日も新聞がたまっているのを発見して安否を確認することもあります。お客さまの生活に直結している小売業として、コミュニケーションも大切にしていきたいと感じています。
スタッフには元気に楽しく、肩の力を抜いてやっていこうと話しており、実直にお客さまに向き合えば自然と業績はついてくると思っています。