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豆まきで「コロナ退散」 節分豆 売り上げ増 管内スーパー

豆菓子が並ぶ節分の特設コーナー(コープさっぽろベルデ店)

 2月2日は節分。風物詩の豆まきは、新型コロナウイルスの感染拡大防止で帯廣神社が中止を決め、幼稚園や保育所では密集を避ける対策を施すなど、例年とは異なる風景となりそうだ。一方、スーパーでは豆菓子のほかに、人気アニメ「鬼滅の刃(きめつのやいば)」にあやかった菓子も並び、好調な売れ行きを見せている。(深津慶太、松田亜弓)

 節分は、豆をまいて邪気をはらう風習が定着している。帯廣神社は例年、年男や年女が境内の特設舞台から大勢の参拝者に向け、豆や餅入りの袋をまくが、今年は中止にした。

例年は大勢の参拝客でにぎわう帯廣神社の豆まき。今年は中止になった(昨年2月3日)

 同神社では厄払いは受け付けるが、窓口でお札やお守りを受け取る「持ち帰り祈願」や、初穂料を送ってお札の返送を待つ「郵送祈願」を呼び掛ける。境内での厄払いは1回の参列者が多くならないよう、入場制限を検討。参列者の控室も例年より増やして密集を防ぐという。

 認定こども園や保育園では、園児たちに季節の行事を体験してもらうため、感染防止策を工夫する。帯広の森幼稚園などを運営する帯広葵学園では、全園児がホールに集まり、鬼に向かって豆まきをしていたが、今年は鬼が各教室を回る。

 帯広ひまわり幼稚園では毎年、鬼は登場せず、外に向かって豆まきをしている。「例年通りのスタイルだが、窓を開けて豆をまくため、換気にもなるので対策できる」と前向きだ。
 管内のスーパーでは、早い店舗で正月明けから、節分向けの落花生や豆菓子の売り場を設けた。ダイイチは売り上げが前年より約3割伸びており、「コロナの退散も願って、豆まきの準備をしている人も多いのでは」とする。

「鬼滅」商品人気

 鬼を退治する少年を描いたアニメ「鬼滅の刃」の人気にあやかった商品も。コープさっぽろでは、シール入りのチョコレート菓子やキャンディーの缶が節分売り場に登場。ダイイチでも今月上旬から、キャラクターが包装に描かれた豆菓子を扱ったが、1週間ほどで完売したという。

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