学校行事 動画で活躍見て 音更町教委がYouTubeチャンネル
【音更】町教育委員会は、動画配信サイトYouTube(ユーチューブ)に公式チャンネルを開設し、コロナ禍での学校行事の様子などを動画で届けるという新たな形で発信している。町教委は「思い出として残すことができれば」と利用を呼び掛けている。
さまざまな行事が中止や縮小となる中、「限られた条件下とはいえ、子どもたちの活躍の場を広く見てもらいたい」という学校側からの要望や教育現場のICT(情報通信技術)化を受け、町教委としてもソーシャルメディアの取り扱いに関するルールを決めた上で、チャンネルを開設した。
最初の動画配信は、下音更中学校(山本尚校長、生徒389人)の合唱コンクール。当初は9月26日の文化祭のプログラムで予定していたが、文化祭は中止に。それでも、全校生徒のマスク着用や手指の消毒はもちろん、観覧者を3年生の保護者に限定するなど感染対策を徹底し、町文化センターで10日に行われた。
動画では、学年・クラスごとにステージで合唱し、審査の結果を受けて喜ぶ様子まで映し出されている。16日まで関係者のみに限定公開するが、山本校長も「会場に足を運べなかった方々に見てもらうことができ、非常に助かった」と感謝する。
町教委は今後も動画配信を通じて学校の取り組みなどを周知する考え。来年1月10日の成人式も同様に動画配信を検討している。(小縣大輝)