２年ぶり 華やかに 雨に負けず１２００人 おびひろ盆おどり
霧雨が降る中、大勢の観客の前で踊りを披露する団体参加者ら（新井拓海撮影）
帯広の夏を彩る「第６１回おびひろ盆おどり」（ＮＣおびひろ、十勝毎日新聞社主催）が１５日夜、帯広市内の平原通で開かれた。昨年は雨で中止となったため開催は２年ぶり。１９団体と個人の参加者も含め約１２００人が参加。鮮やかな衣装に身を包み懸命な踊りを披露、沿道の観衆の声援を集めた。
審査員と市民投票による審査の結果、団体は帯広信用金庫、個人は堀川清美さん（６４）＝池田町＝が優勝した。
この日は、霧雨が降るあいにくの空模様だったが、沿道には観衆が大勢集まった。北海盆唄の生演奏が繰り広げられる中、参加者は山車とともに平原通を練り歩き盆踊りを演じた。
２０年以上毎年盆踊りを欠かさず見ている市内の高橋静枝さん（７４）は今年も１時間前から最前列を確保。「個人の部は衣装が面白くて見ていて楽しい。真剣に踊っている人から元気がもらえた」と笑顔だった。
（本田龍之介、沖田唯可）
