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「年内に三役へ」 矢後が地元・芽室で決意

芽室後援会が贈呈した化粧まわし。矢後関は「世界に一つだけで、芽室町らしいデザイン」と喜んだ。右は飛田会長(金野和彦撮影)

 【芽室】新入幕の大相撲初場所で9勝6敗と勝ち越した町出身の矢後関(24)=本名・矢後太規、尾車部屋=の幕内昇進祝賀会(矢後太規芽室後援会主催)が29日夜、町内のめむろーどで開かれた。場所後、初めて芽室入りした矢後関は120人の支援者を前に、「この成績に浮かれることなく、年内に三役に上がることを目標に頑張りたい」と力強く語った。

後援会が化粧まわし贈呈
 矢後関は盛大な拍手に迎えられ入場。後援会の飛田秀樹会長(63)は「初入幕で9勝と素晴らしい成績を収めた。感動を与えてくれて心からありがとうと伝えたい」とあいさつした。

 後援会から日高山脈と町発祥のゲートボール、町の鳥カッコウをデザインした化粧まわしが贈られた。化粧まわしは当初、初場所に合わせて都内で贈呈予定だったが、矢後関の「まずは地元でお披露目を」との意向で芽室で手渡されることになった。

 矢後関は「昨年は幕下で後援会の総会に出席したが、今年は幕の内で戻って来ることができた。地元の方の応援のおかげで勝ち越すことができた」と感謝。「化粧まわしを着けて、皆さんに喜んでもらえるような素晴らしい、いい相撲を一番でも多く取りたい。つらいときは皆さんの顔を思い出して頑張る」と述べた。

 化粧まわしは3月場所から使用する。(澤村真理子)


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