欠品解消へ 「冷凍」不足 管内スーパー
地場大手スーパーの「フクハラ」では牛乳は9日までに全店で販売再開。10日現在、豆腐や納豆は平時の約8割、冷凍食品は半数の量まで発注できた。運営する福原(帯広)の中村貴幸常務は「メーカーには作ったものから順次出荷してもらっている。売り場はきょうでかなり埋まった」と安堵(あんど)の表情を見せる。
豆腐などを製造する中田食品(帯広)は9日から製造を再開し、10日は前年の1・4倍の量を製造。貴戸武利社長は「従業員がフル稼働。少しでも多く売り場に届けたい」とする。
ただ、数量的な不足感の回復には至っていない。コープさっぽろ(本部札幌)では、豆腐などはプライベートブランド(PB)の比率が高く、全道分を担う石狩工場の再稼働が9日からとあって、十勝3店舗にも平時の1割程度の数量しか入荷していないという。
冷凍食品や日持ちのしないヨーグルトなどの日配品は欠品が多く、大前嘉騰十勝日高地区本部長は「売り場の完全復活までは今週いっぱいまでかかりそう」と話していた。