子牛もジャケットで防寒対策 池田
厳しい冷え込みが続く中、子牛もジャケットを着て寒さをしのいでいる。体温が低下するとおなかを下し、成長に影響を及ぼすため、この時期は多くの農家で子牛用の防寒着が使われる。
池田の森牧場(池田町東台、戸田好浩代表)では和牛の黒毛和種や、黒毛和種とホルスタインを掛け合わせた交雑種を120頭飼育している。
肉用牛は特に寒さに弱く、戸田代表は「良い牛にするには生まれてから3カ月間を健康に育てるのが大事。防寒着は必需品」と話す。冬場は生後1カ月までは毎日着せ、朝晩の冷え込みが厳しければ、春先も使うことがあるという。
同牧場では、昨年12月に菱中産業(帯広市)のブランド「GREEN LIGHT(グリーンライト)」で販売が始まった「カーフコート」を導入。戸田代表は「従来のものより耐久性があり、首回りも覆われているので保温性が高い」と話す。
菱中産業の佐藤浩一事業統括室長は「想定以上の売れ行き。製品が酪農畜産の応援になれば」としている。
(伊藤亮太)