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3年ぶり ハワイチャーター便出発 とかち帯広空港

手荷物検査に並ぶ旅行者で混み合った空港ロビー

 およそ3年ぶりとなる、とかち帯広空港発着のハワイへのチャーター便が21日夜、同空港を出発した。ほぼ満席の148人が搭乗し、26日まで常夏の島での休暇を満喫する。

 帯広空港と米国ハワイを結ぶチャーター便は2016年1月以来となる。今回は帯広市内の旅行会社でつくる「とかち帯広空港利用促進エージェント連絡協議会」が農閑期の需要を見込んで誘致。日本航空(JAL)が最新の中型機ボーイング787で運航した。

 塔乗手続きが行われた夕方ごろは、スーツケースやゴルフバッグを持った人で空港ロビーが混雑した。ハワイに初めて行くという大樹町の男性(69)は「パールハーバー(真珠湾)などを見る予定。直行便だと乗り継ぎがないので楽だ」と話していた。一行は26日の昼すぎに帰国する。

 日本航空帯広支店によると、安全で言語の心配も少ないハワイの人気は依然として高く、リピーターも多い。ただ、航空需要の高まりで東京など発着回数が多い空港からの便は増やしにくい状況だという。

 鈴木剛支店長は「地方空港からの需要を広げたいと思っている。道内7空港民営化を見据え、チャーター便運航を通して帯広空港の価値向上にも貢献したい」と話している。(伊藤亮太)

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