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こぼれる花房 とてっぽ通のフジ棚見ごろ

新緑に薄紫色の花が映える、とてっぽ通のフジ棚(30日午前10時20分)

 帯広市内のとてっぽ通にあるフジ棚が、今年も見ごろを迎えている。西7南18のフジ棚は、市が30年ほど前に設置。薄紫色のかれんな花が、通行人らの目を楽しませている。

 例年と同時期の1週間ほど前から開花。今は、支柱からこぼれんばかりに花房が咲き誇っている。フジ棚に隣接する、北海道ホテルの宿泊客らも、散歩がてらに撮影していく。同ホテルの林佐織副総支配人は「披露宴が多い時期で、ドレスを着たまま記念撮影する新郎新婦もいる」と話す。

 30日の十勝地方は、日本の南に中心を持つ高気圧に覆われ暖かさが続いた。午前11時40分現在、足寄で26・2度、新得で25・6度など、管内9地点で2日連続の夏日に。帯広は25・3度。31日は、気圧の谷の中で大気の状態が不安定となり、晴れのち曇り、雷を伴って雨の降る所がある見込み。帯広の予想最高気温は28度。(折原徹也)

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