市営中央駐車場 40年余の歴史に幕
帯広市は31日正午、立体駐車場の市営中央・中央第2駐車場(西4南9)を閉鎖した。1974年築の市民に親しまれた建物は、隣接する旧イトーヨーカドービルとの一体再開発の流れで解体される予定。
鉄筋コンクリート造り6階建てで、2~5階部分が中央駐車場(406台)、1階部分が中央第2駐車場(60台)。延べ床面積は約1万5590平方メートル。老朽化が進んだ上、現行の耐震基準を満たしておらず、中心市街地の駐車場調査からも影響は少ないとの理由で廃止を伝えていた。この日は1階入り口のゲートを閉じ、2階以上の入り口はシャッターを下ろして車の入場を封鎖。現場に居合わせた市商工観光課では「これまでの長年のご利用に感謝したい」と話した。
出口は午後10時に閉鎖され、4月1日以降は立ち入り禁止。早ければ2018年にも複合ビルに生まれ変わる見通し。
(小縣大輝)