新成人 感謝と誓い 16市町村式典 3206人門出
9日の成人の日を前に、十勝管内の16市町村で8日、成人式が行われた。好天に恵まれ、晴れ着やスーツに身を包んだ新成人は友人や恩師らと旧交を温め、大人としての自覚を新たにした。
道教委によると、今年の管内成人式の対象者は3日に開催の3町(新得、広尾、陸別)を含め3206人(男性1615人、女性1591人)で、前年より12人増えた。
音更町の成人式(町教委主催)は、この日午前11時から町文化センターで開かれた。対象者437人(男性225人、女性212人)のうち、379人が出席。宮原達史教育長が「夢と希望を持ち続け、目標へ向かってまい進して」と式辞、寺山憲二町長と小野信次町議会議長が祝辞を述べた。
新成人を代表して春から管内の保育所で働く細川由(ゆう)さん(帯広大谷短大2年)が「子どもたち一人ひとりの発達や個性に応じた支援ができる保育者となって、これまで育ててくれた音更町に恩返ししていきたい」と誓いの言葉を述べた。
式後のアトラクションでは、代表者6人が家族への感謝の手紙を朗読。その後、保護者からの手紙紹介や恩師からのビデオレターが上映され、新成人はこれまでの20年を思い起こしていた。(松田亜弓)