冬の美味 毛ガニ 十勝港試験操業
【広尾】冬の味覚毛ガニの試験操業が十勝沿岸で始まり、24日、広尾で初水揚げされた。
十勝港では午前9時前から漁船9隻が続々と帰港し、時折雪も降る中、漁業者が生きのいい毛ガニを次々と市場へ運び込んだ。23日はしけで出漁できなかったため、1日遅れの操業となった。漁期は1月まで。
広尾漁協が昨年からブランドガニとして売り出す、特大サイズの「熊ガニ」も水揚げされた。同漁協毛がに篭部会の保志光則部会長は「昨年より出だしの量はいいが、やや小さめ。これから大きくなっていく。旬の味なのでぜひ食べてほしい」と話した。
12月10日にはシーサイドパーク広尾で「広尾毛がにまつり」(町観光協会主催)が開かれ、毛ガニの大釜ゆでが販売される。
十勝の毛ガニ漁は資源減少などで2006年から試験操業として実施し、今年は大樹で3隻、大津6隻が操業する。(眞尾敦)