陸別PR動画完成 魅力たっぷり6分間 町HPで公開
西田さんナビ 町民もエキストラ出演
【陸別】陸別の魅力を伝えるPR動画が完成した。29日、町民向けの試写会が開かれ、同日から町のホームページ(HP)で公開を始めた。
完成した動画は「りくべつ夏」と題した6分46秒のショートムービー。町が観光誘客プロモーション事業として、国の地方創生加速化交付金を活用して企画。陸別移住を応援する会(金子信行会長)東京事務所のエイデル研究所(東京)が制作を担当した。
撮影は7月19~21日に町内で行われ、書評家としても活躍しているタレント西田藍さんがナビゲーターを務めた。ポントマムの草地や銀河の森天文台、銀河の森コテージ、道の駅オーロラタウン93りくべつなど町内の風景がふんだんに盛り込まれた。
西田さんがふるさと銀河線りくべつ鉄道の列車を運転したり、公衆浴場「ふれあいの湯」の湯上がりに「りくべつ低温殺菌牛乳」を飲むシーンも。居酒屋やスナックでの撮影では町民が客としてエキストラ出演し西田さんと談笑、ドローンによる空撮では地元の石橋建設が協力した。
廃屋の前を西田さんが歩くシーンでは「過疎化。それは陸別が抱える現実。それでもマチは未来に向かって進んでいます」とのナレーションを挿入した。
試写会は商業活性化施設「コミュニティプラザ☆ぷらっと」のカフェ「森斗」で開かれ、約20人の町民や関係者が作品を鑑賞。エイデル研究所の遠藤紀彦さんや西田さんも参加し、撮影のエピソードを披露した。
西田さんは「おいしい空気と風を体験し、心の底から楽しめた。陸別の魅力が伝わればいい」とPR。13年前に新潟から家族で移住し、ロケに協力した小利別のカフェ&うつわの店「tomono」の坂井友子さん(42)は「映像がとてもきれいで、陸別に住んで良かったと思える作品。自然を共有できる素朴な生活の楽しみを引き出している」と感想を語った。(鈴木裕之)
◆北海道陸別町PRショートムービーについて
・北海道陸別町PRショートムービー「りくべつ 夏」-YouTube