11球団スカウト熱視線 江陵の古谷投手 150キロ左腕
夏の高校野球十勝支部予選第4日の29日、第3試合(準決勝)にプロ注目の150キロ左腕、江陵高校(幕別)のエース古谷優人投手(3年)が登場した。12球団中11球団の30人を超えるスカウト陣を前に、最速149キロの速球を披露し、将来性をアピールした。
北海道日本ハムファイターズの白井康勝スカウトは「左腕投手が少ない中で注目している。スライダーも良かった。打撃、走塁にもセンスを感じた」と熱い視線を送った。福岡ソフトバンクホークスの作山和英アマスカウトは「1年生の時から注目し、2年生だった昨年は実力があると確信した。今年はよりたくましくなって頼もしい」とスピードガンに表示された149キロに笑みを浮かべた。
古谷投手の親戚でもある古谷拓哉投手が所属する千葉ロッテマリーンズの井辺康二スカウトは「高校生の中で実力がず抜けていて、将来性も感じる。うちの古谷(拓哉)投手は変化球や緩急球などテクニックを駆使するが、古谷(優人)君はパワーや勢い、これからに期待できる若さもある」と瞳を輝かせていた。
(藤島諒司)
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