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やっぱり鶏料理が主役 3連休、クリスマス準備大忙し

クリスマスを控え、市内飲食店ではオードブル作りに追われている(23日午前11時半ごろ、みさき食堂で。新井拓海撮影)

 クリスマスを含む3連休が23日に始まり、オードブルなどを手掛ける飲食店では準備に追われている。鶏料理を扱う店では、心配された鳥インフルエンザによる風評被害もなく、例年並みの予約、売り上げを見込んでいる。各レジャー施設では連休に合わせたイベントが目白押しだ。
(高津祐也、藤島諒司、佐藤いづみ)

 「安心でおいしい鶏料理を提供したい」。中札内の鶏を使う料理を提供する帯広市内の「丸鶏ステーキみさき食堂」(西10南2)。から揚げなどボリューム満点のオードブルの準備をしながら永井将志社長は話す。

 清水町内で発生した鳥インフルエンザの影響もなく、「予約は24日に集中している」と例年通りの売れ行き。「不安に思う人もいるかもしれないが、料理は加熱もしているので全く問題ない」と呼び掛けている。

 十勝管内で「若どりの鳥せいチェーン」を15店舗で展開する鳥せい商事(清水町)にとってこの時期は、通常時と比べて「1日の売り上げが20~30倍になる」という書き入れ時。門脇和行社長は「最初は心配したが、風評被害は感じない。人に影響がないのも分かっているし、予約数も例年と変わらない」と安堵(あんど)する。

イベント目白押し
 3連休に合わせたイベントも目白押しだ。オープンしたばかりの「ガーデンスパ十勝川温泉」(音更町)では23~25日の期間中、保護者同伴の4~12歳の子どもの利用料金が無料に。石窯を使ったピザ(700円)やモール豚のビッグフランクを挟んだパン(400円)販売や、スノーラフティング体験(300円)も実施。山岡しのぶ支配人は「イベントがたくさんあるので家族やカップルでぜひ来てほしい」と呼び掛ける。

 帯広競馬場では24、25日に「ばんえいクリスマスファンタジア」を開催。入場門に人の動きに反応する巨大壁画「光のウォール」が登場する他、開門時にサンタ姿のばんえい騎手とリッキーが出迎える。

 ホテルのディナーは24日に予約が集中。市内のホテル日航ノースランド帯広(西2南13、鈴木優支配人)ではイブの24日限定で用意されるクリスマスディナーは予約で満席。北海道ホテル(西7南19、林文昭社長)では、22~25日にクリスマスディナーを準備し、24日は予約でいっぱいだが、23、25日は「若干空きがある」としている。

プレゼント商戦も活気
 大型店では商戦ムードを盛り上げようと、早めの売り場展開をした店が多い。藤丸も11月上旬からアクセサリーなどに力を入れてきた。竹成仁史営業課長は「全市連合大売出しの抽選が始まった今月中旬以降ギフトも動いてきた」とする。

 家具・雑貨などのスイートデコレーションしらかば店(斉藤信弘店長)では、「あったかグッズ」と銘打ったブランケットなどと、日用品を組み合わせた2000円前後のギフトが売れ筋という。「ホームパーティーなどで気軽に渡せるのがいいよう」と担当者。

 イトーヨーカドー帯広店の玩具売り場では昨年より売り場を広げており、「昨年の妖怪ウォッチのように一点集中ではないが、男児向けでは『デュエル・マスターズ』などのカードゲームをまとめたボックスが売れている」としている。

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