短編の魅力味わって 帯広で「リトル映画祭」
世界の短編映画を集めた帯広初の映画祭「第1回とかちリトル映画祭」(北十勝広域連携観光推進協議会など主催)が19日午前、帯広市民文化ホールで開幕した。札幌で10月に行われた国際短編映画祭の受賞作品などが無料で公開され、来場者を映画の持つ独特な世界に引き込んでいる。
開会式では、十勝の魅力発信映画「My little guidebook(マイ・リトル・ガイドブック)-ice-」の監督を務めた幕別町出身の逢坂芳郎さんが「短編映画から得られる感動を十勝の皆さんにも味わってほしい」とあいさつ。札幌国際短編映画祭のプロデューサー久保俊哉さんが同映画祭の受賞作品の見どころを説明した後、戦争を扱った社会派映画や女子高生演じるファンタジー映画など30分以内に収められた力作が上映された。更別村から訪れた男性(66)は「真に迫る作品が多かった」と話していた。
引き続き札幌国際学生短編映画祭のグランプリ作品を公開。午後5時からはマイ・リトル・ガイドブック-ice-のプレミア上映会が行われる。(小縣大輝)