ロケット打ち上げ 大樹で東海大実験
【大樹】東海大学工学部航空宇宙学科の学生と教授で構成する同大学生ロケットプロジェクトチーム(神奈川、代表・中篠恭一講師)は11日午前11時すぎ、町多目的航空公園北側の原野で自作の小型ハイブリッドロケットの打ち上げ実験を行った。
学生35人が7日に来町し、教員2人とともに準備に当たった。使用したロケットは全長1メートル77センチ、重量約8・5キロ。
予定よりも早く機体とパラシュートが分離するなど想定外の出来事も発生。学生らは機体を回収し、メモリー用機器を調べ、原因や東京海洋大学が開発したGPS(全地球測位システム)が機能したかなどを調べる予定。
中篠講師は「今までの実験で成功し信頼性の高い分離回路を使った。原因を調べるとともに、メモリー機器を回収してデータが生きているか確認したい」と話していた。打ち上げ実験は13日にも行われる予定。(北雅貴)