きょう冬至 モール温泉もユズの香り
22日は二十四節気の一つで1年で最も昼が短い「冬至」。帯広市内の「オベリベリ温泉 水光園」(東10南5、江川正之社長)では毎年恒例の「ゆず湯」が登場し、常連客らが甘酸っぱい香りに包まれながら日頃の疲れを癒やした。
ユズの果皮にはビタミンCなどの成分が含まれていることから、「ゆず湯」で体を温めると血のめぐりが良くなり、皮膚も強くなるので「風邪知らず」とされている。
この日は愛媛県産のユズ40キロを準備し、男女の各露天風呂に約200個ずつ浮かべた。入浴客はユズをたぐり寄せては香りをたしなみ、モール温泉の褐色に映えるユズの黄色を目で楽しんでいた。
一番乗りだった幕別町の無職紺野文雄さん(66)は「香りがいいね」と、ユズを手に取って鼻に近づけていた。(関根弘貴)