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芽室に東日本初出店のフレンチトースト専門店オープン 障害者や子育て支援、町民の居場所に

フレンチトースト専門店のオープンに向けて準備を進める(左から)一盛さん、まどかさん、従業員の衣斐あゆ甫さん

 【芽室】芽室町東1の空き物件に8月、フレンチトーストの専門店がオープンする。開業するのは町内在住の野澤まどかさん(27)と夫一盛さん(36)。夫妻は「単なるカフェではなく、障害者支援や子育て応援、地域起業支援などの機能を備えた『まちづくりの拠点』を目指したい」と意気込んでいる。(近藤周)

 帯広市出身のまどかさんと京都府出身の一盛さん夫妻は2023年に芽室に移住。飲食店開業に向け、昨年12月にまどかさんが代表を務める「合同会社日々の」を設立。日々の子育て、日々の食事など、日常に幸せを届けたいとの思いを社名に込めた。

姫路に本店、東日本初
 開業する店は、兵庫県姫路市に本店を置くフレンチトースト専門店「Creative French Toast」のフランチャイズ店で、東日本では初出店となる。調理のノウハウを取り入れる一方、地元の食材を使用する。十勝らしいオリジナルメニューにも取り組む予定だ。

 まどかさんには、飲食店が「障害者支援」「子育て支援」「町民の居場所づくり」をかなえる拠点になるとの期待がある。米国の障害者施設でのボランティア経験や、2児を育てる母親として、「どんな人でも集える居場所づくり」を模索してきた。

 将来的に店として就労支援に取り組む考えもあるほか、営業時間外をフリースペースとして開放したり、母親と赤ちゃんのための「夜泣き小屋プロジェクト」を展開したりする計画も構想している。

 一盛さんは「最近、芽室の駅前にも新しい店が続々とオープンしている。まちの真ん中に店を出すことで商店街に人が集まる動線になるはず」とまちづくりの観点からも店の可能性を期待する。

 8月27日のオープンを目指し、現在は店舗の改装作業中。2人は今月8~14日に店内の壁と天井の改装作業に協力してくれる人を募集している。詳細はLINEオープンチャットへ。

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