タウシュベツ橋に北の動植物、昭和の農村…柳月が大型工芸菓子を出品 あさひかわ菓子博
          
          
                      
 
昭和の牧場の風景を再現した工芸菓子
  【音更】柳月(本部・音更町、田村英祐社長)は、30日に旭川市で開幕する「第28回全国菓子大博覧会(あさひかわ菓子博)」に、大型工芸菓子を出品する。「北海道物語」と題し、縦横2メートル30センチの大作。北海道遺産「タウシュベツ川橋梁(きょうりょう)」をメインに十勝の自然や農村風景などを、菓子で精緻に表現した。
 30~80代の菓子職人6人で昨年10月から制作を進めた。原料は米粉と砂糖を混ぜた「雲平」や卵白などを使用した。橋(2・5メートル)は風化が進むリアルな質感を再現。周囲に大雪山、シマエナガ、キタキツネ、クロユリなどの動植物、牛舎・サイロといった十勝の象徴的な景色をあしらった。
 細かい作業を担当した七海武雄さん(80)は「大型工芸は職人のロマン。集大成の作品ができた」と満足げ。実家が農家の数藤和幸さん(60)は、馬や井戸など、子どものころに見ていた昭和の農村を表現した。
 今なお現役の職人で、統括リーダーを担った今西勝彦さん(80)は「タウシュベツ川橋梁が崩れてしまう前に作品に残したかった」と強調。「たくさんの人に見てもらい、北海道と十勝の雄大さを感じてほしい」と話している。
 作品は菓子博終了後、小樽市の「柳月オタルト店」で展示する。(児玉未知佳)
    
                                
                                
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