浦幌でマイマイガの幼虫多数確認 大量発生を警戒
【浦幌】浦幌町内で今月に入り、マイマイガの幼虫が各所で確認されている。外に干した洗濯物や車などに付着し、町民は駆除に追われている。(澤村真理子)
遊具や洗濯物…駆除追われる
十勝では2008年、本別や足寄など東部を皮切りに全域でマイマイガが大発生した。11年には広尾と大樹でマイマイガの仲間「カシワマイマイ」が大量に発生した。
浦幌町内では昨年の夏に一部地域でマイマイガの大量発生が確認されており、今月に入ってあちこちで幼虫が見られるようになった。幼虫の大きさは数ミリで、糸をはいて風に乗って移動するという。
町認定こども園(泉和美園長)ではゴールデンウイーク明けから、園庭の遊具などで多数の幼虫が確認され、町職員が見回りをしながら駆除に当たっている。泉園長は「外遊びから帰って来たら必ず保育士が子どもたちの服などをはらい、園内に持ち込まないようにしている」と警戒する。
町役場にも、町民から駆除業者に関する問い合わせの電話などが寄せられている。マイマイガはLED灯には寄ってこないとされ、町では前回の大量発生を機に防犯灯のLED化を順次進めている。
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