紅白歌合戦けん玉チャレンジ、管内の2人も参加 見事成功「いい経験に」
【上士幌・士幌】昨年大みそかに放送された「NHK紅白歌合戦」で、名物となった三山ひろしさんの「けん玉ギネス世界記録チャレンジ」に、管内から「かみしほろけん玉キッズクラブ」代表の高橋克磨さん(32)=上士幌=と、メンバーの田中健二さん(42)=士幌=が参加した。三山さんを含む128人による挑戦は見事に成功し、ギネス世界記録を達成。2人は他の参加者とハイタッチをして、喜びを分かち合った。(大健太郎)
紅白歌合戦での三山さんのけん玉チャレンジは、2024年が8回目。けん玉の技の中では一番初めに覚えるという基本の「大皿」を、128人連続で成功させるギネス記録に挑戦した。前の人が成功してから、5秒以内に動作を開始するルールで行った。2人は国内のけん玉愛好家で構成された「けん玉ヒーローズ」のメンバーとして、高橋さんは25番目、田中さんは41番目を受け持った。
町教委職員の高橋さんと、会社員の田中さんは、週に1回1時間ほど同クラブの活動で練習し、技を磨いている。大皿はひざを曲げて、伸ばしながら玉を引き上げるのがこつだ。
基本の技とはいえ、生放送の紅白歌合戦は、けん玉愛好家にとって特別な場所。当日は失敗しないように精神面で気持ちを整えた。
出場3回目の高橋さんは「チームの中でのプレッシャーがあったが、終わって安ど感があった。会場で拍手をもらい、いい経験になった」と振り返る。初出場の田中さんは「けん玉は人がつながって熱くなる遊び。みんなで一つのことを目指してできたことは、うれしかった」と笑顔を見せている。