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平島さん歌手デビュー30年 9月1日に帯広で記念ショー

歌手デビュー30周年を迎えた平島さん(左)と、ショーで司会を務める山田幹雄さん

 帯広市在住の平島賢治さん(76)の歌手デビュー30周年を記念したディナーショーが、9月1日午後6時半からホテル日航ノースランド帯広で開かれる。この日は午前11時から帯広市民文化ホールで、「能登半島地震復興支援チャリティーショー」も行う。平島さんは「30年間の歌をぜひ聴きに来てほしい」と話している。

 平島さんは上川管内風連町(現名寄市)生まれ。1994年にクラウンレコードから演歌「あまのじゃく」でデビューした。これまでに「俺の故郷北海道」「バンザイ!万歳!」などをリリース。現在は北海道観光大使を務めている。

 師と仰いだ作詞家の故木下龍太郎さんや歌手の故ペギー葉山さん、故横内じゅんさんとの出会いと別れを振り返り、「大切な人が、みんないなくなってしまったが、いろいろな先生との巡り合いがあった。亡くなることは悲しいことだが、この方々の力が今の私の力になっている」と話す。

 チャリティー活動にも精力的に取り組んできた。デビューから間もない阪神淡路大震災のほか、東日本大震災や胆振東部地震など、全国で災害が起こるとチャリティーショーを行い、能登半島地震に関しては今回が3回目。「活動の中で一つの軸になっている。みんなで一緒に頑張りたいという思いがあり、これからも元気なうちは続けたい」という。

 今回のチャリティーショーでは平島さんのほかに、アマチュア歌手も60人以上を呼んでプロのバンド演奏に合わせて歌唱する。ディナーショーでは20年以上の付き合いがある歌手の森サカエさんや、帯広市在住の演歌歌手春日ゆうじさんをゲストに迎える。

 今後の活動について平島さんは「少しでも十勝の若い人がプロとして大きくなってくれることを楽しみにしている。十勝の歌文化を盛り上げるためにも応援していきたい」と語る。

 チャリティーショーは開場午前10時半。全席自由1000円。ディナーショーは開場午後6時。会費1万3000円。どちらも申し込みや問い合わせは、実行委員会(080・1861・7108)へ。(細谷敦生)

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