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中札内の魅力「床看板」に 地域おこしインターンの中嶋さん

床看板で村の食をPRする中嶋さん

 【中札内】中札内村の地域おこし協力隊インターンで村観光協会に勤務する中嶋恵子さん(31)が、道の駅なかさつないの物産販売所に、村の食や自然を描いた「床看板」を設置した。道の駅で注文した料理の出来上がりを待つ観光客に、村の魅力を余すところなく発信している。

 中嶋さんは元小学校教員で、美術の教員免許も持つイラストレーター。社会人の協力隊インターン制度で6月に着任し、村の観光地をイラストで絵日記に仕上げたり、子どもを対象としたアートイベントを開催したりしてきた。

 任期の終わりが今月22日に迫る中で、「(観光協会の入る)道の駅にもイラストを残してほしい」という道の駅のテナントの要望を受けて「床看板」を考案。飲食店などが入る物産販売所の床に、補強のため貼ってあった縦90センチ×幅2メートルのベニヤ板をキャンバス代わりに活用。中嶋さんが村に来て感じた「おいしかったもの」と、村のキャラクター「ピータン」を描いた。ピータンの周りに村の花と緑を「ほわほわ」(中嶋さん)と浮かべ、おいしさと人の温かさを表現した。

 中嶋さんは「道の駅で料理を待つお客さんに看板を見てもらい、村の観光地へ足を延ばしてもらいたい」と期待。村の観光地の絵日記政策にも力を入れており、離任までに作品を増やそうと筆を進めている。(吉原慧)

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