鳥せいが「骨なしカラットチキン」9月1日販売へ 46年ぶり新メニュー
若どりの鳥せいチェーンを運営する「鳥せい商事」(清水町、森井洋成社長)は、新商品「骨なしカラットチキン」を9月1日から全店で販売する。若どりの定番メニューとしては40年以上ぶりとし、「子どもから高齢まで食べやすい。新たな定番商品にしたい」と力を込めている。
別会社が運営し、姉妹店の位置付けの「チキンペッカー」(札幌市)の独自メニューとして約5年前に開発した品がベース。1個当たり約50グラム~60グラムの鶏ももと鶏むね肉の唐揚げが各3個・計6個が入る。原料は他の商品同様、道産若鶏を使用、味付けも若どり商品と一緒。
店内飲食、テークアウトとも1人前880円。外販パックも新調し、紙製でそのままレンジで温められる。森井社長は「骨付き若どりが店の代名詞なのは変わらない。一方でファミリー層の利用も多く、幼児や高齢者など向けに食べやすい商品も欲しいとの声が以前からあった」と説明する。
鳥せいは十勝や釧路、札幌などで18店舗を展開。若どりの炭火焼きや唐揚げ(1050円から)、串焼き(300円から)など46年前の1978年のチェーン展開時からある商品で占めており、森井社長は「久しぶりの新商品。すでに店側への調理講習も終えた。価格設定を含め、炭火焼きともう一品という時に食べてほしい」とPRする。(佐藤いづみ)